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2011/09/25

バイリンガル、トリリンガル・・・マルチリンガルの時代

「バイリンガル」、「トリリンガル」、「マルチリンガル」というと、日本では偉く大層な存在に聞こえがちな気もします。でも、良く考えると、日本人でも少しでも海外で生活した人は皆「バイリンガル」。
僕は大学時代に第二外国語の中国語をサボっていたので、ずっと「バイリンガル」でしたが、広東語が何とか話せる様になり、「トリリンガル」と呼べる様になりました。特に呼び方に拘る必要はないけれど、こちら香港では「バイリンガル」、「トリリンガル」は当たり前。中国語と英語が話せる人が多いのはもちろん、大学等、高等教育を受けた人なら3カ国語以上話せる人も非常に多いです。中国語(広東語+北京語)、英語、その他(日本語、韓国語、ドイツ語等々)。日本でも全て(?)の大学生が英語と一ヶ国語を勉強しているはずなのに、「トリリンガル」と自負する人はほとんどいませんね。香港人にとっては恐らく「勉強する」=「話す」、それだけ外国人と話す機会も多いし、香港人同士で外国語で話すのも全然恥ずかしがったりしない。さて、香港で中国語を使おうとすると、そこに自然と英語が混ざってきて、更に日本語を話す人も多いので、3ヶ国語ごちゃ混ぜで会話が進んだりします。日本にいる日本人が傍から見るときっと非常におもしろいと思います。もちろん、どこへ行っても「日本人(日本語)グループ」、「英語グループ」なるものができてしまうので、自分が多くの言語話せないとこういう場面に居あわせる機会は少なくなります。近頃はだいぶ、この国際都市ならではの状況に居あわせることが多くなり、海外生活の醍醐味を味わえている様な気がします。
近頃、近所のカフェに行くと、良く見かける2人がいます。完璧な英語と完璧な広東語で大きな声で話す2人。北京語も話せるみたい。ん?良く聞いてみると、スペイン語が・・・。どうもこれは、スペイン語のプライベート・レッスンをしている様です。どう見てもアジア人の2人、でも態度はなんとなくアメリカン!?いや、南米風??日本人の僕の眼には(失礼ながら)、おもしろ可笑しく映るこの光景、僕はニタニタしながら「香港って本当にすげ~」と心の中で呟いています。
お金の流れ、人の流れ、物の流れ、企業の所在地まで国際化が加速してゆく時代、ますますこんな、「おもしろ可笑しい人たちの時代」。何ヶ国語も飛び交う、「おもしろ可笑しい会話」を楽しみながら、これからの時代に備えましょう。

2011/05/08

香港にこだわらない。

海外に住むと決めたのは、「生まれた土地だけに固執することなく、時代に合わせてどこでも生きていける様になる」、その力を身につける為です。それは僕たち日本人が一番苦手なこと。まさに僕らは農耕民族ですから。
つまり、僕は特に香港が好きで来たわけでありません。たまたま海外生活を送る場所としていろいろな条件が合っただけで、香港には全くこだわっていませんでした。香港は個性的な土地なので、「香港が大好き」で働きに来たり(以前は特に多かった様です)、旅行を重ねたりする人が多い様で、そういう人たちの考え方とはかなりギャップがあった様に思えます。ところが地元の友達の温かいサポートのお陰もあり、今では香港での生活にはすっかり慣れ、日本でほんの少ししていた北京語の勉強も少しお休みし、広東語を勉強しています。僕もすっかり「香港が大好き」な人間の一人になりました。

「香港は日本人にとって最も暮らし易い地域の一つ」。この様に言われることが良くあります。最初は、日本とのあまりの景色の違い(一番は清潔感でしょうか)に、その言葉もピンときませんでしたが、今ではその言葉の意味が実感できます。そもそも土地が狭くもちろん資源もない。外資に頼らないといけないですので、外国に対して極めてオープンな国(地域)のシステム。同じ様に香港人も外国人に対してオープンで、「外国人に合わせるのが当たり前」という様な雰囲気さえある様に感じます。もちろん親日家が多いことも日本人には非常に助かります。そんな香港で「暮らしやすい」というのは極々当たり前なのかもしれません。

期待と不安を抱き、毎日が発見の連続の海外生活。それはだんだん日常になりつつあります。そして、それは少し危ないことで、日常になれば、僕らは「香港の常識」だけを頼りに生きることになります。「外国人に合わせるのが当たり前」、そんな特殊な「香港」。その有難さを忘れ、いつしか香港以外では生きれない自分がいるかもしれません。

たったの一年ですが、今ではすっかり仲の良い仲間ができ、居心地がよくなった香港。だからこそ敢えて「香港にこだわらない。」、僕は香港にどっぷり浸かりつつ、定期的にそう自分に言い聞かせることにしようと思います。

2011/05/02

点が線になり、面になる楽しさ

香港に住み1年が過ぎました。就職活動から現地での生活等々、さまざまな場面で助けて頂き、また日本から見守って頂いている皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。

さて、香港に来た時は優先順位の低かった広東語ですが、今では当面の優先順位1番として勉強しています。日系の会社で働きながら、また英語が一様に通じてしまう環境ですので、「ゼロ」から始める広東語は未だに、「1年も住んでるのに・・・?」という程度です。独特の難しい発音や声調も言い訳の一つに加えておきましょう。
「ゼロ」からの言語習得は、まさに「点」を一つ一つ集めて行く作業だと思います。言語習得に必要な、香港人の会話・お店の看板・テレビなどに、たくさんの「点」が街中に落ちていますが、うまく拾えません。「点」は単語や簡単なフレーズだったりしますが、点の拾い方も分からないところから、生活、勉強などを通して点を拾っていきます。また、せっかく拾っても繋がらないので、すぐ忘れてしまう。少しずつ点の拾い方が分かってくるけれど、点ばかり集めていても訳が分からずつまらない。点を集めて「線」にしたつもりで話してみる。でも広東語は発音が難しいから、どうしても通じないことも・・・。結構ここでみんな挫折してしまうようです。なかなか「線」にならなくても、「笑顔」や「文化・習慣」を知ることで楽しさを加えれば、それが手助けになることがあります。
今の僕は、やっと簡単な会話が話せたり、街の人の会話が少し聞き取れるようになりました。点を集めながら、少しずつ線が集まってきて、小さな・歪な「面が」できつつあるところでしょうか。「点を集める」だけのしんどい時期はやっと通過できた気がします。今まで地道に集めた点は、線になり、面になると、そう簡単に忘れない気がします。また、集めた点が線になり、面になることで、突然自分の語学力が上がった様に感じることが多々あります。これは本当に楽しいです。僕の広東語はこれから面が整えられ、どんどん上達することでしょう。楽しみでわくわくします。

日本人の「英語が苦手」という現状は変化がない様に思え、アジア諸国、同様の英語レベルであった韓国にもはるかに取り残されてきた気がします。でも良く考えると、中学校や高校までの授業で、点や線はみんな十分集めています。嫌々集めたせいか、点や線を描こうともしない。描こうともしないのに、みんな「できない」「難しい」。描いてみたら、意外に簡単に面になるかもしれません。どうも日本人には「語学力」や「お勉強」ではなく、そういう「体験」や「実感」が足りない気がします。

「自分が英語や広東語で感じている楽しさを、一人でも多くの人に体験してもらいたい」、そんなことで日本への恩返しができる気がしてきました。

2011/04/23

香港ラーメン事情

ニューヨーク・シンガポールではラーメンブームが起こっているそうですが、ブームの波が押し寄せてきたのでしょうか。ここ香港でも、日本の有名店が店を出すようになってきました。日本食レストランが大変多い香港ではやっと?という感じもします。(家賃が高いというのもネックの一つなのでしょうか。)

僕は「海外の日本人の生活の場」が大好きなので、海外に行くと必ず日本のスーパーやレストランを訪問します。ロサンゼルス、サンフランシスコ、ドイツのデュッセルドルフ・・・、日本人の多い街には日本料理屋だけでなく、よく日本のラーメン屋があります。かなり昔に創業したお店も多く、結構現地の人・現地の日本人に合わせ、日本のラーメン屋とはかなり味が違ってしまっていることが多かった印象があります。香港にも昔ながらのラーメン屋はあります。「横綱」というラーメン屋は20年以上前からあるらしく、今でも1時間以上の行列。また、香港・中国で400店以上を展開する「味千ラーメン」は今や地元民の身近なファーストフードとして定着しています。
ところが昨今の日本食ブーム、ラーメン店の海外進出の流れはまたそれとは違い新しい流れかもしれません。日本の味自慢のラーメン屋さんが日本での厳しい競争から新たな目を海外に向けている感じがします。ですので「日本と同じ味」を売りにしたり、日本と同じクオリティーを求め、現地価格ではかなり高めの単価だったりします。
香港には前述の「横綱」を初め、「香港ブーム」で日本人が押し寄せたころからのラーメン屋さんがありました。最近できたラーメン屋として、旭川ラーメンの「山頭火」が数店でき、更に渋谷の有名店「豚王」が昨年12月にできました。豚王は香港の人の間でも話題だった様で、1時間以上待たないと入れないことも多い様です。そして、すぐ近くに、今度はニューヨークにも出店している「ラーメン秀ちゃん」ができました。最近できたラーメンはどこも日本のラーメン屋にも負けないクオリティーです。海外に居ておいしいラーメンが食べれるのは非常に助かります。
さて、海外に進出するラーメン屋、以前は「海外にいる日本人」がターゲットだった様ですが、今は当然香港人をターゲットにしていると思います。それでも彼らがクオリティーを落とさず、高い単価で営業するのは、(もちろん日本での名前を守るのもあると思いますが)、それだけラーメンの味が分かる現地人が増えてきた、ということだと思います。それだけ日本食が世界に受け入れられてきたということなんでしょう。

※ニューヨークには「一風堂」「一蘭」「せたが屋」「秀ちゃんラーメン」等、シンガポールには「一風堂」「なんつッ亭」「山頭火」等のラーメン屋があり、「一風堂」等は連日長蛇の列だそうです。


味千ラーメン ↑

ラーメン秀ちゃん ↑
豚王 ↑

横綱 ↑

山頭火 ↑

2011/04/16

ABC ,BBC, CBC・・・・・・

ABC, BBC, CBC・・・・・ さて、これなんだか分かりますか? 正解。 ABC = AMERICANーBORN CHINESE BBC = BRITISHーBORN CHINESE CBC = CANADIANーBORN CHINESE アメリカやイギリスで生まれた中華系の人たち。僕も香港へ来て初めて聞いた言葉です。

日本で「華僑」と呼ばれている人たちの一部とも言えます。
人によってさまざまでしょうが、英語がペラペラで、インターナショナルスクールに通ってる人が多く、中国語をあまり話せない人も結構多いみたいです。

生粋の香港人からすると、日本の帰国子女みたいなものでしょう。
生粋の日本人が「帰国子女」と聞くとちょっとビビってしまうのと同じで、生粋の香港人も、彼らに対し少し距離を置いた形で「ABC、BBC、CBC」と呼ぶのかもしれません・・・。 僕の友達にも数人、ABC、BBC等の人がいます。これに香港生まれで海外に移民経験のある人や、大学を海外で過ごした人を併せると、かなりの割合です。もちろん、英語・中国語を使いこなす人も多く、ビジネススタイルも欧米に近い香港は、海外で経験を積み、フットワーク・ネットワークを生かして海外を舞台に働く人たちが自然に働ける場所の様な印象があります。また、香港人自体も香港のシステムにも助けられ、またそういう人たちの影響も受け、国際的な器がある人が多い様な気がします。これに東南アジアから出稼ぎに来る人、欧米、日本や韓国その他、世界中から駐在員として一時的に住む人、全人口の4倍の年間観光客が流動的に出入りし、街を活性化させていきます。このような要素が香港の魅力、香港の底力の様な気がします。

2011/02/28

アジア初はやっぱり香港?

久しぶりに本業のことを書きます。なぜ「ファースト」フードというのに、ファッションの場合「ファスト」とになったのかは知りませんが。)2008年のH&M上陸以来、日本では海外の安いファッションブランド「ファストファッション(FAST FASHION)」が話題を呼びました。当時は「黒船来襲」とか言われて騒がれていました。また、2009年のアメリカから上陸のFOREVER21も話題になりました。先日日本に帰省した時、新宿や渋谷にもFOEREVER21の大きな店舗ができていて、未だに大きな存在感があるようです。
さて、先日H&Mの別ブランド「MONKI」の店舗を見てきました。このブランドはもともとスウェーデンのローカルブランドで周辺諸国に店舗を持ち、2008年にH&Mに買収されて以来出店を加速させている様です。H&Mよりも値段は高いですが、モードよりで感度の良い印象で、日本にも上陸したら間違いなく流行ると思います。とは言え、このブランド、2010年にアジア1号店として香港にオープン。日本にはいつ上陸するのやら?それどころかあまり知られていないかも?
そう、アジア初上陸はいつも香港、そんな気がします。FOREVER21こそ違いますが、H&Mも香港→上海、遅れて東京。ファストファッションに限った話ではありません。これは、ヨーロッパと香港の太いパイプ(歴史、物流、言語=英語)と関税等の問題もあると思いますが、やはり大きな市場、中国をにらんで、ということが大きいと思います。今年3月、渋谷に「BERSHKA」というZARAの姉妹ブランドがオープンします。ネット等で調べた限り、日本での注目度はいまいち(?)の気もしますが、ZARAを持つINDITEX社の中でもH&MやFOREVER21に近い、ヤングファッションのブランドで、世界に700店ほどあり、ZARAが飽和状態の今、同社にとって最も重要なブランドの一つです。このブランドも残念ながら、香港、中国→シンガポール→東京です。しかも中国には10店舗以上もあるのに、「今さら東京?」という気がします。BERSHKAと同じくヤング対象の人気ブランド「PULL&BEAR」も中国ではとっくに定着しているのに、日本には上陸していない。ファッションにおいてはアジアで別格の地位を築いた様に思える日本ですが、市場としての注目度は明らかに中国に置いていかれています。とは言え、日本のファッションはまだまだアジア諸国を引っ張っていく存在です。市場としての存在感は衰退していくかもしれませんが、日本の独特のファッション感度も衰退しない様がんばらないといけません。


2011/01/10

SNS勉強法

前回の「茶餐店勉強法」に続きまして、僕が実践しているちょっと変わった勉強法です。今世界中で流行し、世界のビジネスにも大きな影響力を与えているSNS。こちら香港では日本よりも流行っている気がします。圧倒的に人気なのが、日本でも流行り始めているFAEBOOK。香港では友達とのやり取りには欠かせない存在かもしれません。
当初、友達のFACEBOOK上の広東語の投稿が「単なる記号」にしか見えなかったのですが、ある日突然「意味があるもの(=言語)」となって入ってきました。それから程なくして、茶餐店で夜ごはんを食べていた時に、「魚皮餃(魚の皮入りの餃子)」がたまらなく美味しく、思わず「我真鍾意魚皮餃が本当に好きだ ) 」と最初の広東語の投稿をしました。 みんな少し驚いていました。(それほどここ香港では広東語は外国人にとって遠い存在なのか・・・)。それから自然にちょくちょく広東語で投稿するようになりました。
そしてある日、一つの決断をします。「決定每日都寫吓廣東話!如果我寫錯嘅話請大家更正。(毎日広東語で呟くことにしました。みなさん間違いがあったら直してください。 )」これを投稿するにはかなり勇気が要ったのを憶えています。そうしたら、香港の友達から温かい返信がたくさん来ました。その日以来、僕は毎日広東語の投稿をしています。そして香港人の友達(=先生)はみんな、温かく僕の広東語を毎回直してくれます。

思いつきから始まったこの勉強法ですが、本当に素晴らしいです。
  ・ 友達とのコミュニケーションが目的なので楽しんでできる。
  ・ 教科書通りではなく、自分で調べる努力が必要
  ・ 分からないことはすぐに質問できる
  ・ 「毎日書く」と宣言しているので、さぼれない
  ・ いつでもできる
  ・ 生の(自然な)言語を勉強できる 
  ・ 無料(なんといってもこれが一番)
  ・ もちろん、香港人の友達とより仲良くなれる

今でも広東語はまだまだ片言ですが、少しずつ自分の生活に身近なものになってきている気がします。
言語は生活に取り入れる。
一番の勉強法は、「自分が広東語を勉強していると言う事を一人でも多くの人に伝える」、「一人でも多くの人に応援をしてもらう」ということなのかもしれません。
そしてもう一つは「継続」。「継続は力なり」。僕はFACEBOOKの投稿に誰も返事をくれなくなったとしても、ただひたすら毎日・・・毎日投稿を続けるのみです。

2011/01/01

「茶餐店勉強法」

言語を習得しようと思ったら生活に取り入れなければいけないと思います。どんなに猛勉強をするよりもそれが一番。だから生活に一工夫が必要です。(言語以外でも日常生活での一工夫が大きな成果をあげることは多いですね。)僕は長期の留学をできなかったので、日本での生活でなるべく英語に関わる機会を増やそうと必死でいろいろと自分なりの勉強法を考えてきました。工場でのアルバイトで制服に細工をしてこっそりウォークマンで英文を聞いたり、「外人ハウス」に住んだり。現在住んでいる香港は特殊で、広東語ができなくても、英語、北京語、日本語どれかができれば、日本人(外国人)としてはなんとか生活できてしまいます。逆に言うと香港に住んでいながら、広東語を生活に取り入れたくてもなかなか難しいのです。(僕の場合は仕事場では英語と日本語、香港人の友達は日本語がうまい人が多く、街では簡単なことは英語で済んでしまう。)
そんなわけで、自分のが編み出した(というほどでもないけれど)勉強法を2つ紹介します。一つ目は「茶餐店勉強法」。「茶餐店」というのは、香港の食堂で、ローカルのお店の代表です。簡単に言うと、「英語が通じない茶餐店を探して、そこの店員さんと仲良くなって広東語の練習をしよう。」ということです。僕は数回行き、「ここ」と思った近所の茶餐店で、ある日、広東語の本をおもむろに開き、「我想学広東話」(広東語の勉強をしたいんです。)と言いました。突然現れた片言の外国人は、彼らの眼に非常に面白く映った様で、毎日大歓迎。香港人のお客さんも交えて毎日爆笑の連続。ちょっとしたドラマの様な風景でした。自分用の特等席まで作ってもらいました。その日から週3回ペースで通いました。もちろん先生に教えてもらうわけでもなく、ゆっくり話してくれないし、ただの雑談をするだけですが、学校に通う時間もない自分としては300~400円の食事代で広東語の練習ができれば申し分ないです。また、勉強だけでなく、香港で独りで生活する自分には家族の様な温かいおじさん・おばさんたちと話し、笑い、何度元気をもらったことか・・・。

実はその茶餐店、昨日で閉店。遠くへ移動するとのことです。移り変わりの非常に早い香港。別れというのは突然来ます・・・。

申し遅れましたが、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
新しい年に気負うことなく、浮かれることなく、いつも通り淡々と、コツコツと・・・。

↑ なぜかフランス人旅行者も交えて盛り上がる。

↑ 閉店の日

2010/11/13

広東語に対して

上海か香港かで就職を考え、最終的に香港を選びました。「縁」ということもありましたが、自分のキャリアや収入面等を考えて決断しました。
ただ一つ、「上海なら北京語(普通話)も覚えられるのに、香港では広東語だからな~」というのがありました。香港で主に話されてい広東語は広東省の一部と香港を中心に話されている方言の様な位置付けです。北京語を話せれば広東省や香港、シンガポール等でもコミュニケーションができますが、広東語では北京に行っても通じません。世界中で中国語(北京語)が注目されている今、「広東語を覚えても役に立たない」というのが一般的な意見かもしれません。「香港が好き」という理由で香港に滞在する日本人は昔から非常に多い様ですが、そういう人以外は同じ様に考える人が多いと思います 。
日本人に限らず、外国人が多く、英語が通じる香港では、広東語を話せる外国人は本当に少ないです。挨拶もできない人が本当に多い。しかし外国人が住む地域は一部に集中していて、そういう生活は更に自分の行動範囲を狭めて、結局限られた範囲の物事を「香港」と勘違いして帰る、ということになる様な気がします。

来港当初、自分もそれに近い考えで、「英語も通じるし、広東語は挨拶程度で」というのが本音でした。「広東語を覚えないと現地の人とは仲良くなれない」という思いがあり、必ず勉強しようとは思っていましたが、日本で少しだけ勉強をしていた北京語を勉強しながら、「広東語は遊び半分で」という感じでした。ところが、そんな自分の気持ちに少しずつ変化が表れてきた気がします。ちゃんとした広東語のテキストを買い、声調から覚えようとしています。今では、北京語と広東語のウェイトを反対にし、広東語の勉強を中心にしています。単に同時に覚えると集中できない、地元で話されている言葉の方が上達が早い、北京語と文法が似ているので、北京語の勉強にも役立つ、そんな理由もありますが、とにかく僕は広東語を選んだのです。

その国に住むからにはなるべくありのままのその国を知りたい。そう考えると、当然のことなのかもしれません。それは、現地の人に対する敬意の念もあるけれど、今、現在、「縁」があってこの場所で生きている自分に対して、「今を最大限楽しむ責任」があるからかも知れません。

そしてもう一つ、それは、自分が香港を好きになっている証拠なのかも知れません。

2010/10/30

来港半年、率直な感想 ~人への気遣い~

こちらの友達ともよく話題にすることなのですが、気になることがあります。
それは香港人の公共の場での態度です。

これがなかなか日本人には理解できないところが多いです。
例えば

・ 道ですれ違ってもよけない
・ 電車で降りる人に道を譲らない
・ エスカレーターで二列になって道を塞ぐ(一列に乗っている人の方が多いけれど)
・ エレベーターは「我先に」と乗り、他人の為に開/閉ボタンを押さない
・ 開/閉ボタンを押してあげてもお礼を言わない

ただでさえ人が多い香港。とにかく歩きにくくて仕方がありません。
この例を見ると、香港の人がもの凄い正確が悪くて、意地悪な様に感じますね。
でももちろん、友達や仕事場ではフレンドリーで気遣いのできる人が多いです。
ただ、そんな僕の周りの香港人たちも公共の場では僕が普段見ている人たちと同じ態度なのでしょう。

一番大きいのは文化や習慣の違いだと思います。

「人への気遣い」。
「気遣うべき」人の範囲が、日本と香港では違うのかもしれませんね。
日本人は自分が関わる人全てに気遣うべきだと考える。
香港人は家族や仲の良い友達が中心で、街行く「他人」にはあまり意識がないのかも知れませんね。
また、香港の人は日本人ほどいつも急いでいないし、細かいことは気にしない。

逆に、香港人はお年寄りや子供連れによく席を譲ります。
また、募金等の活動に熱心なのも印象的です。(これは西洋文化の影響等もあるのかも)
日本人は、公共の場で態度がいいのも、本音は、「トラブル起こしたくない」、「自分が悪く思われたくない」ということかもしれません。
その国の人が何にウェイトを置いているのか、背景を考えると、「ちょっとだけ」理解できてくるかもしれませんね。

2010/10/23

来港半年、率直な感想 ~自由な空気~

昨日でちょうど来港6ヵ月。本当に早いものです。
そんなわけで、いくつか素直に思った感想を書いてみようと思います。

来港当初、目に映る景色のあまりの違いに戸惑い、ゼロからの生活のスタートに不自由も多く、落ち着かない日々を送っていました。「毎日旅行をしながら仕事をしている」感じだったかもしれません。「楽しいけれど疲れる」日々でした。ところが最近、なんとなく香港に「居心地の良さ」を感じます。それは多分、香港の「自由な空気」のおかげだと思います。自由と言えば、植民地から発展してきた場所で、多文化の交差点、貿易・物流・金融等、商習慣で大変自由なのが有名ですが、そこでの生活や考え方にも「自由」な感じがします。
今のところの感想ですが、香港人は、上下関係があまりなく、他人のこと(どう見られているか)をあまり気しない。例えば、年下の人が年上の人に遠慮をしている様子もあまり見たことがないし、上司と部下の関係も日本の様に必ずしも上下と言うわけではない様な感じがします。電車の中ではみんな人目を気にせず携帯で大声で話してるし、レストランで他のお客が食べているものを覗きこんだり、指差して注文したりもします。指差された方も、「これ~~だよ」と説明したりしています。
一見粗っぽく、日本人と比べるとマナーも良くない人たちも多いですが、まあ裏返せば、「自由」ということなんだと思います。ただでさえ他人に気を使い、他人のことが気になって仕方ない日本人、そんな人間同士の生活では正直息苦しさを感じることもあります。こっちへ来ると、他人に干渉しない人たちと、「全く別の世界で生活している」という意識も助けて、妙にリラックスできる時があります。まあ、生まれ育った場所では「しがらみ」が付きまとうけれど、ここでは外国人ですので、深く考えずに人と付き合えるのかも知れませんね。

2010/09/05

日本も香港も、若い男子は頼りない??

「草食系」やら、「内向き志向」、マスコミや古い世代の方々に好きなようにおもしろがられている「日本の若い男子」ですが、こちら香港はどうなんでしょうか?

まずこちらで目立つのは「女性の強さ」。香港の女性は結婚・出産後もフィリピン人のメイドさんに家事を任せるので、仕事での出世にも影響がない。独立志向の女性も多い。噂によると「香港人女性の平均所得は男性より上」だとか、「強くなりすぎて結婚できない香港人女性が多数」だそうです。特に最近は香港人男性は中国人女性と結婚するケースが増えているそうです。
先日香港人の知り合いの女性が「香港の若い男は頼りない」と言っていて、「どこかの国の話と同じやな~」と思いました。彼女曰く、「中国に一人で行くのも怖がっている」人が多いそうです。

若い男性が叩かれるのは日本や香港、「超成熟社会」の性なのかも知れませんね。彼らが本当に頼りないかどうかは僕には分かりません。これから自分なりに研究していきたいと思っています。時代が変わる、人が変わる、常識が変わる。「あれが良いの、これが悪いの」言う人たちは常にいますが、僕には時代の変化、全て興味深いです。

2010/07/31

香港の少子高齢化対策

今日の現地新聞(The Standard紙、無料新聞)でおもしろい記事を見つけました。
現在700万人の香港は、30年かけて人口を890万人まで増やすそうです。どうやって増やすか?
「中国人の移民を受け入れ、たくさん子供を産んでもらう」そうです。2039年には新生児の半分を中国人移民の子供で賄うそうです。(香港人の旦那と中国人の妻というケースも多いそうです。)
もともと香港人も大陸からの移民なので、他人からみれば大したことじゃないかもしれません。しかし、香港人は中国人を本当に嫌いな様です。(先進社会の人間というプライドでしょうか?)現在すでに香港の経済は中国に大きく依存していますが、そこからさらに大きく中国人を「受け入れる」ということになります。まさに国際都市香港の合理的な一面だと思います。

そんな香港の高齢人口は13%。日本は20%を超えるそうです。

2010/07/20

日曜日のフィリピン人たち


香港に来て初めて日曜日に香港島に行った時、とてつもない人数のフィリピン人に出くわしびっくりしました。特にセントラル・アドミラルティー辺りの公園、歩道橋などを占拠してペチャクチャしゃべっている姿は異様な感じで、個人的にはガイドブックには載っていない観光名所とも言えると思います。
香港の家庭のかなり多くは共働きです。香港は1970年代から結婚後の女性の社会進出が活発になり、家事や子守りをできない女性の代わりに多くのフィリピン人がメイドとして住み込みで働いています。香港で華人の次に多いのはフィリピン人で、20万人を超えるというデータもあります。「フィリピン人が香港経済を支えている」と言っても過言ではない状況です。僕は初め、「フィリピン人が法外な低賃金で働かされている」のかと思いましたが、最低賃金も日本円にして月約5万円程度と定められており、これはフィリピンのサラリーマンより遥かに高い給与だそうです。フィリピン人は英語が通じ、低賃金で、教育水準も高いことが理由の様です。そんな理由で日曜はお金持ちの多い香港島エリアで働くフィリピン人たちがセントラル等に集まって休日を過ごす、ということの様です。
合理的な香港らしいな、と思いますが、日本人としてもこれは他人事ではありません。少子化で共働きが進み、託児所の供給が追い付かない日本も、香港のケースを参考にせざるを得ないと思います。麻布や青山がフィリピン人で占拠される光景は想像したくありませんが・・・。

2010/05/15

「英語に自信がない」、日本人と香港人

「日本人と香港人、どちらが英語が上手いか?」と聞かれたら、僕は「どっちも上手くない」と答えると思います。
香港は「英語が通じる国」とされています。というか、英語は中国語と並び公用語で、イギリス領時代は唯一の公用語でした。(香港人の大半の「華人」は広東語を話し、実質的な公用語は広東語ですが。) ところが、僕はこちらへきて3週間の間に、"My English is too bad" という言葉を口癖の様に聞いています。一般市民はみんな英語には自信がないようです。これは結構こっちへきてショックだったことです。実際、突っ込んだ話になると難しかったりしますし、文法なんてあってない様なものだったり、広東語風にアレンジされているようです。(もちろん、海外移民や留学・ビジネスをする人も多いので英語が流暢な人も多いし、逆に外国人がいない場所になると全く英語が通じないことも多いです。)
それでも香港では概ね英語は通じます。上手くなくても、華人以外の人と話すのも当たり前だから、英語を話すことには慣れている。つまりそれで英語は通じるのです。
香港人が英語が上手いか下手かはもう少し長く住んだ時に検証するとして、日本人はどうでしょうか。「日本人は英語が下手だ」と内外から言われますが、僕は「話さないだけだと思っています。」地理・歴史的に日本語以外で話す必要が余りになく、世界が繋がりつつある今でも、そこから抜け出せていないだけだと思います。高校英語を勉強した人が「慣れ」れば、日本人は香港人以上に英語を話せていると思います。「上手い」「下手」は関係なく、「話せる」かだと思います。

2010/05/02

香港行きのお決まりパターン(香港滞在節約術)



4月23日に渡港しましたが、いつも通り、 

羽田-香港空港 → N23のバスで市内へ(HKD23.00=約¥280) → ゴダイゴゲストハウス泊(HKD80.00=約¥960
というパターンです。

空港から市内へは昼はA23(HKD33.00)、夜はN23が便利でモンコックやチムサーチョイ(TST)など九龍サイドの主要な場所に泊まります。エアポートエクスプレスだと九龍駅までHKD90.00(¥1,060、そこからTST等へはタクシーとなります。
「たかだか1000円くらいの差」、というのは成田や関空利用に慣れ過ぎではないでしょうか?
(そういえばベトナムを旅行した時は、市内から空港までローカルバスで30円で行ったなぁ・・・・)

ゴダイゴGHは日本人用の宿で、バックパッカーがよく利用しています。二段ベッドのドミトリーとHKD150.00のシングルなので、部屋はホテルとはかなり見劣りしますが、きれいに掃除も行き届き、観光情報から香港マニアネタまで、質問すればいろいろ教えてくれます。

ちなみに、両替は一般にチョンキムマンション(重慶大廈)が良いと言われていますが、「創興銀行」はさらにその下を潜るレートです。日本の空港でのレートは法外なレートです。