香港に来て初めて日曜日に香港島に行った時、とてつもない人数のフィリピン人に出くわしびっくりしました。特にセントラル・アドミラルティー辺りの公園、歩道橋などを占拠してペチャクチャしゃべっている姿は異様な感じで、個人的にはガイドブックには載っていない観光名所とも言えると思います。
香港の家庭のかなり多くは共働きです。香港は1970年代から結婚後の女性の社会進出が活発になり、家事や子守りをできない女性の代わりに多くのフィリピン人がメイドとして住み込みで働いています。香港で華人の次に多いのはフィリピン人で、20万人を超えるというデータもあります。「フィリピン人が香港経済を支えている」と言っても過言ではない状況です。僕は初め、「フィリピン人が法外な低賃金で働かされている」のかと思いましたが、最低賃金も日本円にして月約5万円程度と定められており、これはフィリピンのサラリーマンより遥かに高い給与だそうです。フィリピン人は英語が通じ、低賃金で、教育水準も高いことが理由の様です。そんな理由で日曜はお金持ちの多い香港島エリアで働くフィリピン人たちがセントラル等に集まって休日を過ごす、ということの様です。
合理的な香港らしいな、と思いますが、日本人としてもこれは他人事ではありません。少子化で共働きが進み、託児所の供給が追い付かない日本も、香港のケースを参考にせざるを得ないと思います。麻布や青山がフィリピン人で占拠される光景は想像したくありませんが・・・。