ニューヨーク・シンガポールではラーメンブームが起こっているそうですが、ブームの波が押し寄せてきたのでしょうか。ここ香港でも、日本の有名店が店を出すようになってきました。日本食レストランが大変多い香港ではやっと?という感じもします。(家賃が高いというのもネックの一つなのでしょうか。)
僕は「海外の日本人の生活の場」が大好きなので、海外に行くと必ず日本のスーパーやレストランを訪問します。ロサンゼルス、サンフランシスコ、ドイツのデュッセルドルフ・・・、日本人の多い街には日本料理屋だけでなく、よく日本のラーメン屋があります。かなり昔に創業したお店も多く、結構現地の人・現地の日本人に合わせ、日本のラーメン屋とはかなり味が違ってしまっていることが多かった印象があります。香港にも昔ながらのラーメン屋はあります。「横綱」というラーメン屋は20年以上前からあるらしく、今でも1時間以上の行列。また、香港・中国で400店以上を展開する「味千ラーメン」は今や地元民の身近なファーストフードとして定着しています。
ところが昨今の日本食ブーム、ラーメン店の海外進出の流れはまたそれとは違い新しい流れかもしれません。日本の味自慢のラーメン屋さんが日本での厳しい競争から新たな目を海外に向けている感じがします。ですので「日本と同じ味」を売りにしたり、日本と同じクオリティーを求め、現地価格ではかなり高めの単価だったりします。
香港には前述の「横綱」を初め、「香港ブーム」で日本人が押し寄せたころからのラーメン屋さんがありました。最近できたラーメン屋として、旭川ラーメンの「山頭火」が数店でき、更に渋谷の有名店「豚王」が昨年12月にできました。豚王は香港の人の間でも話題だった様で、1時間以上待たないと入れないことも多い様です。そして、すぐ近くに、今度はニューヨークにも出店している「ラーメン秀ちゃん」ができました。最近できたラーメンはどこも日本のラーメン屋にも負けないクオリティーです。海外に居ておいしいラーメンが食べれるのは非常に助かります。
さて、海外に進出するラーメン屋、以前は「海外にいる日本人」がターゲットだった様ですが、今は当然香港人をターゲットにしていると思います。それでも彼らがクオリティーを落とさず、高い単価で営業するのは、(もちろん日本での名前を守るのもあると思いますが)、それだけラーメンの味が分かる現地人が増えてきた、ということだと思います。それだけ日本食が世界に受け入れられてきたということなんでしょう。
※ニューヨークには「一風堂」「一蘭」「せたが屋」「秀ちゃんラーメン」等、シンガポールには「一風堂」「なんつッ亭」「山頭火」等のラーメン屋があり、「一風堂」等は連日長蛇の列だそうです。
2010/10/10
がんばれ日本カルチャー! ~ 2 ~
珍しく本業のことを書きます。
先日、香港の中心部、チムサーチョイに「The One」というファッションビルに行ってきました
日本を代表するセレクトショップ「御三家」、BEAMS、UNITED ARROWS、JOURNAL STANDARD(BAY CRUISE)が揃ってオープンすると聞いて視察に行きました。
前回書いた様に、飲食業だけでなく、ファッション産業に関しても、香港は中国・アジア進出の足掛かりとして、重要な場所です。UNIQLOやPOINT(「LAWRY's FARM、「HARE」等」)、109系ブランドや「TSUMORI CHISATO」等のモード系ブランドはかなり前から店舗を出していて、なかなか順調なところもあります。日本を代表するセレクトショップが出揃って、ようやく日本ファッションが本格的に海外に進出してきた感じがします。(※実際には、The One のほとんどの日本ブランドは香港企業によるフランチャイズ経営なので、「本格進出」と言うほど力を入れていない気もしますが・・・。)
また、今年の春に、「VILLAGE VANGUARD」という雑貨屋がオープンしました。他にも、日本企業・香港企業に関わらず、日本のメーカーの商品を多く扱う雑貨屋が急激に増えている印象があります。どこも値段は高いですが、なかなかの人気です。香港にはTOKYU HANDSやLOFTの様な雑貨を総合的に扱うお店はまだありませんが、その辺がオープンする日も遠くないかもしれません。(香港は家賃が高いので、規模をかなり縮小して出店するかもしれません。)
伝統文化や文学だけでは「日本」は伝わらないと思います。
日本の商品と共に、日本人の「今」、「日常」、「空気」が伝わると良いですね。
先日、香港の中心部、チムサーチョイに「The One」というファッションビルに行ってきました
日本を代表するセレクトショップ「御三家」、BEAMS、UNITED ARROWS、JOURNAL STANDARD(BAY CRUISE)が揃ってオープンすると聞いて視察に行きました。
前回書いた様に、飲食業だけでなく、ファッション産業に関しても、香港は中国・アジア進出の足掛かりとして、重要な場所です。UNIQLOやPOINT(「LAWRY's FARM、「HARE」等」)、109系ブランドや「TSUMORI CHISATO」等のモード系ブランドはかなり前から店舗を出していて、なかなか順調なところもあります。日本を代表するセレクトショップが出揃って、ようやく日本ファッションが本格的に海外に進出してきた感じがします。(※実際には、The One のほとんどの日本ブランドは香港企業によるフランチャイズ経営なので、「本格進出」と言うほど力を入れていない気もしますが・・・。)
また、今年の春に、「VILLAGE VANGUARD」という雑貨屋がオープンしました。他にも、日本企業・香港企業に関わらず、日本のメーカーの商品を多く扱う雑貨屋が急激に増えている印象があります。どこも値段は高いですが、なかなかの人気です。香港にはTOKYU HANDSやLOFTの様な雑貨を総合的に扱うお店はまだありませんが、その辺がオープンする日も遠くないかもしれません。(香港は家賃が高いので、規模をかなり縮小して出店するかもしれません。)
伝統文化や文学だけでは「日本」は伝わらないと思います。
日本の商品と共に、日本人の「今」、「日常」、「空気」が伝わると良いですね。
TシャツのGRANIPHは大盛況
2010/10/02
がんばれ日本カルチャー!
アニメやゲーム、映画等だけではなく、飲食・雑貨・ファッション企業の海外進出が目立ってきました。それだけ日本の文化やスタイルが広く受け入れられてきた証拠だと思います。従来、海外進出といえばアメリカやヨーロッパをターゲットにした動きが多かった様に思います。また、そういう風にして欧米で成功した企業が少しづつ出る中で日本文化が世界に浸透していったと思います。
ですが、最近、海外進出と言えば何と言っても、「アジア」、そして「中国」です。そしてその中国を狙う為に多くの企業がもっとも重要と位置付けるのが、香港なんです。「中国よりオープンで流行に敏感な香港で力試しをしてから中国を狙おう」、というのです。親日ムードの香港と反日感情の根強い中国、簡単に比較できないような気もしますが・・・。
香港は台湾とも並ぶくらい親日の国で(台湾、行ったことありませんが・・)、日本ブームは1990年代初めに起こっていて、今は定着しつつもまだブームが続いている様な印象です。ちょうど僕ら日本人が無意識に欧米の文化を受け入れ、なんとなく憧れてきた感じでしょうか。日本人が多く住んでいたのも理由の一つかもしれません。さらに昨今のアニメや日本食の世界的なブームと日本企業の思惑が重なり、再度盛り上がってきているのかもしれません。
特に飲食業の勢いはすごく、基本的に寿司屋は日本人/香港人経営に関係なく連日長蛇の列です。「味千ラーメン」「吉野屋」は当然そこらじゅうにあり、「モスバーガー」「フレッシュネスバーガー」「大戸屋」等も新店舗をオープンしています。また、JUSCOやユニー等、日系スーパーはもはや日本人の為ではなく、香港人の為のもので、関税なしで輸入した日本の新鮮な野菜で溢れています。先日は旭川ラーメンの「山頭火」がオープンし、「和民」や「白木屋」もあります。最近では

ですが、最近、海外進出と言えば何と言っても、「アジア」、そして「中国」です。そしてその中国を狙う為に多くの企業がもっとも重要と位置付けるのが、香港なんです。「中国よりオープンで流行に敏感な香港で力試しをしてから中国を狙おう」、というのです。親日ムードの香港と反日感情の根強い中国、簡単に比較できないような気もしますが・・・。
香港は台湾とも並ぶくらい親日の国で(台湾、行ったことありませんが・・)、日本ブームは1990年代初めに起こっていて、今は定着しつつもまだブームが続いている様な印象です。ちょうど僕ら日本人が無意識に欧米の文化を受け入れ、なんとなく憧れてきた感じでしょうか。日本人が多く住んでいたのも理由の一つかもしれません。さらに昨今のアニメや日本食の世界的なブームと日本企業の思惑が重なり、再度盛り上がってきているのかもしれません。
特に飲食業の勢いはすごく、基本的に寿司屋は日本人/香港人経営に関係なく連日長蛇の列です。「味千ラーメン」「吉野屋」は当然そこらじゅうにあり、「モスバーガー」「フレッシュネスバーガー」「大戸屋」等も新店舗をオープンしています。また、JUSCOやユニー等、日系スーパーはもはや日本人の為ではなく、香港人の為のもので、関税なしで輸入した日本の新鮮な野菜で溢れています。先日は旭川ラーメンの「山頭火」がオープンし、「和民」や「白木屋」もあります。最近では
香港人の間で「とんかつ」がブームだそうです。また、品質と安全性からか、なぜか「北海道3.6牛乳」がブランド牛乳になっています。
飲食業以外ではどうでしょう?
ファッション・雑貨ではユニクロもMUJIも10店舗前後あり調子が良さそうです。少し前に「VILLAGE VANGUARD」もオープンし、「FRANC FRANC」も好調です。そんな中、「UNITED ARROWSが香港に海外初出店」ということを聞き、「THE ONE」というファッションビルを視察してきました。
ということで、その辺のレポートは次回更新します。
飲食業以外ではどうでしょう?
ファッション・雑貨ではユニクロもMUJIも10店舗前後あり調子が良さそうです。少し前に「VILLAGE VANGUARD」もオープンし、「FRANC FRANC」も好調です。そんな中、「UNITED ARROWSが香港に海外初出店」ということを聞き、「THE ONE」というファッションビルを視察してきました。
ということで、その辺のレポートは次回更新します。
吉野家にて。牛丼とコーラ!?
東京でもお馴染み「山頭火」。本格的なラーメンが食べれます。
寿司屋の行列(香港人経営?)
北海道3.6牛乳だらけのカフェ??ちょっと理解に苦しみます・・
2010/08/15
SHENZHEN CARTOON & ANIMATION FESTIVAL
第2回SHENZHEN CARTOON & ANIMATION FESTIVAL
第1回目は延べ32万人が来場。今回は会場面積が2倍に!
先日香港で行われた「アニメゲーム展」は盛況で(僕は見に行けてませんが)、ここ深圳でも、日本のアニメが競い合う様にプロモートされ、中国のオタクたちが一斉に集う!
「やっぱりCOOL JAPAN、日本のサブカルチャーはすごい!」
そんなブログを今日は書く予定でした。ところが、その期待は見事に裏切られました・・・。
中国屈指の大都会、深圳。そのまさにど真ん中に位置する「会議展覧センター」。周りには高層ビルやRITS CARLTON, SHERATON等の一流ホテルが立ち並びます。会場に入ると、まずまずの客入り。アニメグッズがたくさんあり、家族連れ・若者で賑わっています。コスプレをしている人たちには人が集まり、写真を撮っています。
ん~、ちょっとおもちゃが多いかな。アニメは殆ど知らない自分が見ても、「何かおかしい・・・」。日本のアニメはあまりないぞ。ウルトラマン、ONE PIECE、NARUTOのグッズがほんの少し・・・。キャプテン翼みたいなアニメもあるな・・・。こっちは、剣玉・・・、天体望遠鏡、アクセサリー、数珠も売ってる。こっちは工具が売ってる!なんでもありか!?あっちには中国車のプロモーション、化粧品のOEMのプロモーションまで!唯一見つけたBANDAIのブースはガンダムのプラモデルと聖闘士星矢のフィギアが。良く見ると地元の代理店が出展。許可は得てるのか?
以前仕事で上海の卸売業者の展示会(見本市)に出展した時に、半分近くの企業が在庫セール会場として利用していたのを思い出します。秩序がありません・・・。
結局、香港やフランスの様に、日本のサブカルチャーに異常に興味を持つ人たちもいなければ、日本で言う「オタク」と呼ばれる様な人たちもいなかった様です。(もちろん恐らく日本企業を招く様なイベントではなかったのでしょう。中国国内産業のプロモーションが目的のイベントだと思います。)
でも代わりに、良いものを見た気がします。安っぽいおもちゃやイベントの仕掛けに瞳を輝かせる子供たちや若者。日本のサブカルチャーは、物が溢れ、成熟し過ぎた欲望の世界から産まれたと思います。良く考えると中国は日本や香港よりかなり遅れた経済段階にあります。僕たちが感じることのできない純粋な気持ちがまだここにはあると思いました。僕は中国が少し好きになりました。
P.S. 中国国民全体が日本の様な成熟社会に突入したらどうなるのか、怖くなります・・・・。
第1回目は延べ32万人が来場。今回は会場面積が2倍に!
先日香港で行われた「アニメゲーム展」は盛況で(僕は見に行けてませんが)、ここ深圳でも、日本のアニメが競い合う様にプロモートされ、中国のオタクたちが一斉に集う!
「やっぱりCOOL JAPAN、日本のサブカルチャーはすごい!」
そんなブログを今日は書く予定でした。ところが、その期待は見事に裏切られました・・・。
中国屈指の大都会、深圳。そのまさにど真ん中に位置する「会議展覧センター」。周りには高層ビルやRITS CARLTON, SHERATON等の一流ホテルが立ち並びます。会場に入ると、まずまずの客入り。アニメグッズがたくさんあり、家族連れ・若者で賑わっています。コスプレをしている人たちには人が集まり、写真を撮っています。
ん~、ちょっとおもちゃが多いかな。アニメは殆ど知らない自分が見ても、「何かおかしい・・・」。日本のアニメはあまりないぞ。ウルトラマン、ONE PIECE、NARUTOのグッズがほんの少し・・・。キャプテン翼みたいなアニメもあるな・・・。こっちは、剣玉・・・、天体望遠鏡、アクセサリー、数珠も売ってる。こっちは工具が売ってる!なんでもありか!?あっちには中国車のプロモーション、化粧品のOEMのプロモーションまで!唯一見つけたBANDAIのブースはガンダムのプラモデルと聖闘士星矢のフィギアが。良く見ると地元の代理店が出展。許可は得てるのか?
以前仕事で上海の卸売業者の展示会(見本市)に出展した時に、半分近くの企業が在庫セール会場として利用していたのを思い出します。秩序がありません・・・。
結局、香港やフランスの様に、日本のサブカルチャーに異常に興味を持つ人たちもいなければ、日本で言う「オタク」と呼ばれる様な人たちもいなかった様です。(もちろん恐らく日本企業を招く様なイベントではなかったのでしょう。中国国内産業のプロモーションが目的のイベントだと思います。)
でも代わりに、良いものを見た気がします。安っぽいおもちゃやイベントの仕掛けに瞳を輝かせる子供たちや若者。日本のサブカルチャーは、物が溢れ、成熟し過ぎた欲望の世界から産まれたと思います。良く考えると中国は日本や香港よりかなり遅れた経済段階にあります。僕たちが感じることのできない純粋な気持ちがまだここにはあると思いました。僕は中国が少し好きになりました。
P.S. 中国国民全体が日本の様な成熟社会に突入したらどうなるのか、怖くなります・・・・。
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