さて、先日H&Mの別ブランド「MONKI」の店舗を見てきました。このブランドはもともとスウェーデンのローカルブランドで周辺諸国に店舗を持ち、2008年にH&Mに買収されて以来出店を加速させている様です。H&Mよりも値段は高いですが、モードよりで感度の良い印象で、日本にも上陸したら間違いなく流行ると思います。とは言え、このブランド、2010年にアジア1号店として香港にオープン。日本にはいつ上陸するのやら?それどころかあまり知られていないかも?
そう、アジア初上陸はいつも香港、そんな気がします。FOREVER21こそ違いますが、H&Mも香港→上海、遅れて東京。ファストファッションに限った話ではありません。これは、ヨーロッパと香港の太いパイプ(歴史、物流、言語=英語)と関税等の問題もあると思いますが、やはり大きな市場、中国をにらんで、ということが大きいと思います。今年3月、渋谷に「BERSHKA」というZARAの姉妹ブランドがオープンします。ネット等で調べた限り、日本での注目度はいまいち(?)の気もしますが、ZARAを持つINDITEX社の中でもH&MやFOREVER21に近い、ヤングファッションのブランドで、世界に700店ほどあり、ZARAが飽和状態の今、同社にとって最も重要なブランドの一つです。このブランドも残念ながら、香港、中国→シンガポール→東京です。しかも中国には10店舗以上もあるのに、「今さら東京?」という気がします。BERSHKAと同じくヤング対象の人気ブランド「PULL&BEAR」も中国ではとっくに定着しているのに、日本には上陸していない。ファッションにおいてはアジアで別格の地位を築いた様に思える日本ですが、市場としての注目度は明らかに中国に置いていかれています。とは言え、日本のファッションはまだまだアジア諸国を引っ張っていく存在です。市場としての存在感は衰退していくかもしれませんが、日本の独特のファッション感度も衰退しない様がんばらないといけません。