2011/08/22

自分の名前に拘る

日本を離れたからこそ持っている、ちょっとくだらない拘りの話しです。
僕は「千金楽」という自分の名字を非常に気に入っています。恐らく日本でも何本かの指に入るであろう珍しい名字、少し特別な感じがして、ひねくれ者の自分にはちょうど良いのかも。両親には悪いけれど、名前の「敏允」よりも「千金楽」の方が遥かに気にっています。
香港に来て以来、僕は自分の名前を紹介するのに、「Chigira」を略して"Chigi"または"Chiggy"と言う様にしています。これを言うと、香港人、日本人、アメリカ人、イギリス人、その他何人たりとも不思議そうな顔をします。初めて聞く名前で、何のことかも分からないし、良く聞き取れないし、発音もできないし、「ハァ?」、そんな顔。けっこう"さむい"感じなります。普通なら「Toshimitsu」を略して"Toshi"と呼べば憶えてもらい易い。その方がよっぽど楽。来港以前、海外でホームステイしたり、日本で外国人と話す時は"Toshi"と呼んでいました。日本で「外人ハウス」で生活をしていた時、同居人のオーストラリア人が僕のことを"Toshi"と呼んでいたけど、ある日"Chigi"と呼びだした。日本人が皆「チギ」と呼ぶのを聞いてそう呼ぶ様になったようです。少し嬉しかった。"Toshi"より"Chigi"の方が嬉しかった。
昔、海外営業をしていた父の名刺を見ると、"Henry"と書いてあって、思わず笑ってしまいましたが、うちの父はやはり"Henry"ではない。(今は少なくなって来ていると思うけれど、特に商社系の方(?)など、ビジネスシーンで憶えてもらい易い様にENGLISH NAMEを持たれる方が結構いたらしい。)

初めはちょっと"さむい"感じの"Chigi"という呼ばれ方も、すぐに親しみを持って"Chigi"と呼んでもらえるから、ENGLISH NAMEや分かり易い名前を名乗らなくても良いと思っている。
それは自分の「ホーム」を離れ、「アウェイ」で生きて行く為にはとても有効だと思う。

僕は日本人だからENGLISH NAMEは使わない。ありふれた日本人にはなりたくないから「TOSHI」とは名乗らない。「千金楽」の名前を持って世界に出る。ちょっと言い過ぎたかも知れません。
今日はこの辺で。


(※ 香港ではENGLISH NAMEを持つのが習慣化しています。決してそれを否定しているわけではありません。)
(※ 「TOSHI」という名前の方が「ありふれた」人と言っているわけではございません。)