今の時代、先進国に生まれればとてつもない選択肢が与えられます。昔は職業も選べず、旅行もできず、海外なんて行ける人は本当の一部の人だけ。鎖国中の日本では海外について知ることもできなかった(それどころか自分の村以外の情報すら入って来なかったかも)。中国はつい最近までそれに近かったですね。今の先進国の人はそのほとんどが「選択」さえすれば可能になる。本当に贅沢な話です。
「選択肢は多ければ多いほど良い」と僕は思っています。でも多ければ多いほど迷いも出るし、正しい選択をしたのかどうか分からなくなることが多いでしょう。とてつもなく自由なので、「どうして良いか分からない」、日本に限らずそんな人で溢れているような気がします。選択肢が少ない時代に生まれた人の方が楽なのかも知れませんね。
今の自分がいるのは、自分が「選択」をしたからです。そのことをつくづく感じます。
誰に誘われたわけでもなく、頼まれたわけでもなく、勝手に海外に来ました。時代が変わる中で、自分の時間が流れていく(=無くなっていく)中で、どこで、どのように動くか、考えるか・・・、自分の勝手な思い込みを基に「選択」しました。
日本での就職活動は良い状況とは言えませんでしたが、時間を掛ければ日本でも仕事は見つかったでしょう。「わざわざ」日本を離れて暮らしているわけで、たまに「俺、なんで香港で働いてるんやろう?」と思ったりしますし、「勝手に来た」ので、帰るのも自分の勝手、期限もないので今すぐ帰っても自分の勝手です。「会社の命令」で来たわけじゃないので、「嫌だけど仕方ない」なんて言い訳は自分にできない。それは時に結構辛いことでもあります。
でも僕は無限の選択肢があるこの時代に生まれた(生まれてしまった)からには無限の選択肢(=可能性)に目を背けずに、この時代、この場所、そこにいる自分を楽しみたい。そう思います。