香港は英国植民地時代の影響か、イースターで4連休。2日間を使い、広東省・東莞市を「旅行?」してきました。東莞市は広東省で古くから発展してきた広州市と経済特区として急激に発展してきた深圳市に挟まれ都市です。また香港からも近く、中国で生産され香港から世界へ輸出される工業製品・日用品の大半はここ東莞市で製造されています。まさに「世界の工場」です。また、日系企業の工場も多く、多くの駐在員の方が生活されています。地方(特に四川・湖南・江西省等)からの出稼ぎ労働者が圧倒的に多い町です。実際の居住者は600万人を超え、発展著しい町です。
日本にいる頃から数回工場を視察しに出張したことがあり、東莞のイメージは、「工場があるところ」「仕事で来るところ」、また違う土地から人が流入する為、広東省の中では特に「治安は良くない」というイメージもあるようです。訪問する外国人は工場視察に来る人ばかりで、観光客は「ゼロ」と言っても過言ではないと思います。周りの人たちは海外へ行ったり、テーマパークへ行ったりする中、僕は「工場の町へ」。仕事でしか行かないところなので、実際の町の素顔がとても気になっていました。
東莞市の西南・広州市の対岸の町、虎門から北上し、北寄りの中心地へ、そして深圳市へ向け南下する。移動はほとんどローカルバスでした。街でもバスの中でも外国人はほとんどいなく、時折物珍しい目でこちらを見てくる人たちが印象的でした。
結局バスは合計で3時間ほど乗りましたが、風景はほとんど変わらず、味気のない建物がひたすら続きます。工場・商店・ホテル、その繰り返し。日本のロードサイドの街並みを地味にしたような風景がほぼ全域に渡っている様です。観光客が集まらないのも肯けます・・・。中心部は深圳や広州の様な「超近代的」な建物はあまりありませんが、充分な都会で、生活には全く困らないと思います。台湾のタピオカ入り紅茶、日本のたこ焼きを真似た食べ物、流行りのファッション、携帯アクセサリー、TATOOショップ、香港でもある様な流行りものは結構あるけれど、何か安っぽい。「全て実物を知らない人が作った」様な印象でした。都市の都会性と言うのは「人口の多さ」ではなく、「その街の開放性」に拠って決まるのかもしれませんね。
バスの中、片言の北京語と筆談で地元の方と話し、道を尋ね、タクシーの運転手と値段交渉、社内でお話し。香港だと「日本人かい?」となるけど、ここでは「どこの人?」、「中国人じゃないのかい?」と丸くなった目も印象的。。。みんな陽気で人懐っこい感じ。また、やはり日本や香港の人と比べて素朴な印象でした。「工場の町」の素顔は「素朴で人懐っこい中国人」の町でした。
「写真も無く、淡々としたレポートになってしましましたが、記録も兼ねて。