2010/07/04

世界中にある「無駄な留学」

僕は21歳の時、カナダのバンクーバーへ一ヶ月行きました。初めての海外長期滞在でした。
知り合いの話しに興味が湧き、同じ語学学校へ行くことにしました。

ホームステイのホストファミリーとの初めての英会話やフレンドリーでマナーの良い街の人たちに衝撃を受けました。
肝心の学校はというと、違う意味で衝撃を受けました。
学校の英語は得意だった僕ですが、初めから話せる訳もなく、「超入門クラス」に入れられました。そのクラスは、なんと全員日本人!授業は「This is ~」で始まり、子供騙し以下のゲームを毎回やらされました。お金持ちで勉強嫌いの日本人の為にゲームで楽しませるのです。
ワーキングホリデーでカナダ・オーストラリア・ニュージーランドへ行く人の多くは、最初数カ月語学学校へ入り、日本人やアジア人の友達を作り、その後日本語と片言の英語で一年間を過ごし、数年経てば英語を忘れている様です(今まで会った人の話しを総合して)。今も同じような状況かもしれません。
日本に滞在する外国人にも同じ様なことが言えます。英語圏の人たちは「英会話教師」という名目があり、「留学」をする必要はありませんが、やはり日本語を話さず外国人同士でつるんで生活をしている人はたくさんいます。僕が住んでいたゲストハウスの人たちの多くはそういう人たちで、「日本は好きか」と聞くと、必ず「好き」と答えます。「じゃあ、なぜ日本語が話せないんだ」と聞くと、彼らは言葉を無くします。
先日、中文大学の付属学校の生徒たちと会いました。広東語が使われる香港で「北京語の勉強」をしている外国人の人たちです。話しを聞くと、中国人や香港人の友達はいなく、「ビザの為に通う人や、旅行ですることがなくなって通う人も多い」とのこと。授業料は半年でUS$7,000と聞きました。「久しぶりに『無駄な留学』をしている人たちと会ったな」と思いました。

彼らの言葉や態度には留学先の国や文化への敬意が感じられないことが多々あります。その国を知り、理解をすることから語学は始めるべきだと改めて思います。